アキル氏は米国政府の指名手配リストに載っており、情報提供者には700万ドルの報奨金が設定されていた。1983年4月に米国の在ベイルート大使館を爆破し、63人の死者を出したほか、1983年10月にはベイルートの米海兵隊兵舎を爆破し、241人が死亡した事件を組織したと伝えられている。ヒズボラは声明で次のように記している。
「大司令官ハジ・イブラヒム・アキルは、犠牲、努力、挑戦、成功、勝利の祝福された生涯の幕を閉じ、兄弟司令官らのもとへ加わった」
イスラエル空軍は20日、ベイルート南部ダヒヤ郊外の住宅を空爆した。これにより、アキル氏を含む14人が死亡、60人が負傷した。
2024年に入ってイスラエルによるレバノン首都への空爆はこれが3度目。