極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」は得票率29.2%と僅差で2位につけた。
今月初旬に東部チューリンゲン州で行われた州議会選挙では、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が初めて勝利。ショルツ氏の「社会民主党」は、ザクセン州では4位、チューリンゲン州ではようやく5位に入るという大敗を喫した。ショルツ氏は「つらい結果」と評価していた。
「ドイツのための選択肢」の支持率は2023年に急上昇し、ピーク時には23%に達した。こうした人気は、エネルギー価格の高騰によるドイツ国内の経済問題に起因すると言われている。また、同党の関係者が極右勢力の会議に参加し、移民の大量追放について議論したとも指摘されている。加えて、「ドイツのための選択肢」の中には党員の数人がロシアと中国と関係していると疑われている。