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中国 1型糖尿病の初の完治に成功

1型糖尿病患者に幹細胞移植手術を施した中国人医師らが患者の完治を発表した。完治したのは天津市在住の25歳の女性。リプログラミングした幹細胞を移植した結果、術後75日が経過した時点で患者の体は自発的にインスリンを産生しはじめた。研究結果は「セル」誌に発表されている。
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移植手術が行われたのは2023年6月。患者には1時間半足らずの手術で、特殊な方法によってリプログラミングされた自身の幹細胞が腹部の筋肉に移植された。
術後2カ月半が経過した時点で患者の体内では十分な量のインスリンが産生されるようになり、この状態が1年以上以上続いている。匿名を望む患者は、今では甘いものも食べられるようになったと語っている。
中国は2024年5月末、同じく幹細胞両方で2型糖尿病の初の完治に成功している。
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