イスラエルによるレバノン地上作戦開始 林官房長官が「深刻な懸念」を表明

林官房長官は1日午前の会見で、イスラエル軍がレバノン南部の国境地帯で限定的な地上作戦を開始したことについて、深刻な懸念を表明し、さらなる悪化をもたらさないように「即時停戦」を求めた。
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林氏は「事態のさらなる悪化をもたらさないようにイスラエルとヒズボラとの間の即時停戦を求める」と強調。
その上で、民間人の犠牲を防ぐための措置を直ちに講じること、国際法の遵守や関連する国連決議の完全な履行、さらなるエスカレーションを回避するために最大限の自制を行うこと、外交的解決に真摯に取り組むことを強く求めるとした。
林氏によると、レバノンには現時点で約50人の邦人がいるという。「随時連絡を取りながら適切に対応している」と明らかにし、自衛隊機の派遣を含め、邦人退避などのいかなる事態にも対応できるよう万全を期すと述べた。
木原防衛相は先月27日、レバノンからの在留邦人退避に備え、周辺国のヨルダンとギリシャに自衛隊機を派遣し待機するよう命じた。
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