ブリュッセルに本拠を置くシンクタンク、Bruegelのデータによると、ロシアは第3四半期、EUに133億㎥のガスを輸出(前年同期は115億㎥)した。その結果、欧州が輸入する天然ガスに占めるロシアの割合は19.4%に上昇した。
輸出は主にパイプライン・ガスで、前年同期比で13%増の86億㎥。液化天然ガス(LNG)の輸出は前年同期比で21%増の47億㎥。
一方、米国産LNGの供給量は3割近く減少し、95億㎥となった。なお、首位はノルウェーで、ガス輸出量は217億㎥と抜き出ている。
米国のLNG輸出会社は7月、アジア市場に方向転換し、EUへの輸出を大幅に削減した。