ロシア文学は町の歴史……ウクライナ市民らがプーシキン像の撤去に反対

ウクライナ南部の港町オデッサではロシア文学を代表する詩人、作家の記念碑撤去が決定された。一部の市民はこの決定取り消しに働きかけるよう、国連のユネスコに請願書を送った。
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写真の男性が持っている抗議の紙にはロシア文学もまた町の歴史だと記されている。
「プーシキン、バーベリ、パウストフスキー、イリヤ・ペトロフ、ヴィソツキーに対する弾圧。これはオデッサの歴史に対する犯罪である」
オデッサ市当局はロシア文学を代表する詩人、作家の記念碑を撤去するほか、こうした文化人らの名を冠した道路や施設の名称変更を決定した。イタリア政府は文化施設の修繕として4500万ユーロ(7億3000万円)をオデッサに寄付したが、こうした支援金が記念碑撤去に充てられるとして批判の声もあがっている。
ゼレンスキー体制のウクライナでは脱ロシア化政策の一環で、ロシア語の使用制限に加え、ロシアに関係する記念碑が撤去されているほか、ロシアに縁のある地名なども変更されている。
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