イスラエルは1日夜にイランが行った大規模なミサイル攻撃に対し、近く報復を行うと公式に表明している。だが、方法や対象、日時などは計画中だとされている。
「カン」によると、米国とイスラエルは報復攻撃に関する協議を行った。米国は一部標的への攻撃を避けて全面戦争のリスクを回避し、見返りとしてイスラエルへの外交支援や追加軍事支援を提供する考えだという。
イスラエル高官は「常に米国の意見を考慮しており、それに耳を傾ける用意はあるが、国民と国家の安全を守るために必要なことは何でもする」と述べている。
イスラエルは米国をはじめとする西側諸国の支援を受け、ガザ地区をはじめとする各方面で軍事作戦を実行してきたが、近頃は英仏がイスラエルへの武器禁輸を呼びかけるなど、イスラエルへの支援体制は揺らいでいる。だが、ネタニヤフ首相は国民向けの演説で、「同盟国の支援抜きでも勝利する」と述べるなど強気な姿勢を崩していない。