エジプト元外相、中東情勢のエスカレーションで米国を非難

エジプトのナビル・ファハミ元外相は、米国はイスラエルの同盟国として、中東情勢のエスカレーションに対する責任を共有しなければならないとスプートニクに語った。
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「米国はイスラエルの最大の支援者であり、現在の状況について責任を共有している」
ファハミ氏によれば、イスラエルでは国民を団結させ、西側諸国の支持を得るために意図的に緊張を強めているという。この方法である程度の戦術的成功を収めることは可能だが、それには莫大な戦略的コストが伴うと同氏は考えている。
ファハミ氏は、中東地域における米国の権威は著しく低下しており、特に米国がイスラエルの動きを制限する上で「無力な役割」を果たしていることが明らかになったためだと付け加えた。
イスラエルが今月1日、レバノン南部でイスラム主義組織「ヒズボラ」に対する地上作戦を開始したことにより中東情勢は悪化。ヒズボラ幹部を含む1000人以上がすでに死亡し、9万人以上が難民となっている。イスラエル軍は北部の住民が安全に生活できる環境ができるまでレバノンでの作戦を継続するとしている。
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