物価上昇に賃金の伸びが追い付いていない状況が続いている。一方、基本給を中心とする「所定内給与」は、前年同月比で3.0%増加。31年10ヶ月ぶりの高い伸び率となった。実質賃金は今年6〜7月、過去最長となる26カ月連続のマイナスから脱した。春闘の影響で賃上げの動きが広がった上、夏に支給されたボーナスの増加が実質賃金を押し上げていた。