8月の実質賃金、3カ月ぶりのマイナス ボーナス効果落ち着く

厚生労働省は8日午前、8月の毎月勤労統計調査を発表した。物価を反映した実質賃金は前年同月比で0.6%のマイナスで、3カ月ぶりに減少に転じた。
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物価上昇に賃金の伸びが追い付いていない状況が続いている。
一方、基本給を中心とする「所定内給与」は、前年同月比で3.0%増加。31年10ヶ月ぶりの高い伸び率となった。
実質賃金は今年6〜7月、過去最長となる26カ月連続のマイナスから脱した。春闘の影響で賃上げの動きが広がった上、夏に支給されたボーナスの増加が実質賃金を押し上げていた。
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