石破首相、ASEAN会議出席のためラオスを訪問 就任後初の外遊

石破茂首相は10〜12日にかけて、ASEAN(東南アジア諸国連合)関連首脳会議に出席するため、ラオスを訪問する予定。橘副官房長官が8日午前の定例会見で述べた。
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橘副官房長官によると、石破首相は10日に日ASEAN首脳会議およびASEANプラス3首脳会議に出席し、11日には東アジア首脳会議および第2回アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC首脳会合)を主催する予定。
ASEAN関連首脳会議について、橘副官房長官は、インド太平洋地域の主要国が集う重要なフォーラムだと強調し、「これらの会議を通じて、我が国はASEANの信頼のパートナーとして、協力を強化していくことを確認する。また、地域、国際情勢についての日本の立場を力強く発信する」と説明した。
このほか、韓国のユン大統領、中国の李強首相、インドのモディ首相など、各国首脳との会談も調整されている。
石破首相は4日の所信表明演説で、外交に関して、日米同盟を基軸に同志国との連携強化に取り組むと表明したものの、「アジア版NATO」については言及しなかった。石破首相が主張する「アジア版NATO」の創設には、すでにインド外相が不支持を示すなど、一部の関係国が否定的な見方を示しており、今回、石破首相がどのようなアプローチをとるのかが注目される。
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