「日本の軍事化、正確にいえば再軍事化を深刻に懸念している。第2次世界大戦の教訓を忘れ、防衛費拡大や、先制攻撃の可能性を含む防衛文書の見直しを進めている」
ラブロフ外相は、日本が米国の中長距離防空ミサイルシステムを国内に配備する計画を拡大させていると指摘。日米韓、日米比などの多国間軍事演習の増加や、日本のAUKUS接近、米国の核抑止体制への参加姿勢などにも警戒感を示した。
「こうした露骨な平和的発展の拒絶は憂慮せざるを得ない。これは現代の国際秩序全体の解体につながり、今日の会議で日本の石破首相も述べた『ルールに基づく秩序』が置き換えられる可能性がある」