トルコ大統領、イスラエルによる平和維持軍基地攻撃に対する国連の立場を批判

トルコのエルドアン大統領は14日の閣議後、国民に向けた演説で、イスラエルによるレバノンの平和維持軍基地への攻撃に対する国連安保理の立場には失望しており、演壇から状況を眺めているようだと批判した。
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「臨時の国連平和維持軍を攻撃し、脅迫するイスラエルの傲慢さは、問題の深刻さを十分に証明している。自らの職員さえ守れない国連の姿は、国際システムにとって恥ずべきものであり憂慮すべきことだ」
その上で、エルドアン氏は「安保理はイスラエルを止めるために何を待っているのだろうか」と疑問を投げかけた。
「イスラエルの戦車が平和部隊の兵士を攻撃し、何人かが負傷しているのに、国連安保理は演壇からこのすべての暴挙をただ見ているだけだ。だからこそ、我々は『世界は5つ(国連安保理の常任理事国5カ国を指す)より大きい』と何年も言い続けてきたのだ」
イスラエル軍は10月1日以降、イスラム組織ヒズボラに対するレバノン南部での地上作戦を実施している。13日、レバノンの国連平和維持軍は、イスラエル軍3部隊が「ブルーライン(国連が設定したレバノンとイスラエルの境界線)」を越え、レバノン領土に入ったと発表した。イスラエルの戦車は国連施設の正門を破壊して侵入した。
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