大統領によると、犯罪グループにより30万票が買収されたとのこと。ただし、具体的な証拠は提示していない。大統領は今後、追加の対抗措置を講じるという。
一方、野党は政権側こそ妨害行為や不当な拘束などを行ったとして批判している。
再選を狙う現職のマイア・サンドゥ氏は90%の開票段階で37.88%の得票率で首位に立ち、これに元検事総長のアレクサンドル・ストイアノグロ候補が28.77%の得票率で続いている。
サンドゥ大統領はEUとの接近を主張しているのに対し、最大野党「社会党」から立候補したストイアノグロ元検事総長はEUとの接近を支持しつつ、モルドバの中立的立場も主張し、ロシアを協力すべき「成長のパートナー」としてみなしている。