共和党・副大統領候補 ウクライナ紛争巡り「露政府参加の和平交渉を望む」

米大統領選の共和党・副大統領候補J.D.バンス氏はNBCのインタビューで、ロシアとの戦争は望んでおらず、ウクライナ紛争についてはロシア政府の参加の下、和平交渉を望むと述べた。
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「我々は彼(プーチン露大統領)と戦争状態にはないし、プーチン氏のロシアと戦争はしたくない。我々は平和的な道を歩むよう努力する必要があると思う」
バンス氏は、たとえ米国が国際舞台でライバルを嫌ったとしても、接触を維持することが重要であると指摘。「ウクライナの戦争を根本的に終わらせるためには、ウクライナ、ロシア、欧州のNATO同盟国と間で、何らかの交渉を行う必要がある」との考えを示した。
バンス氏はこれまでにも、米国の数十億ドル規模にのぼるウクライナへの軍事支援を繰り返し批判し、ロシアとの交渉を呼びかけている。
プーチン大統領は今年6月、ウクライナ紛争の平和的解決に向けた提案を打ち出した。しかし、8月に始まったクルスク州に対するウクライナ軍の攻撃後、ウクライナとの交渉の行方について、民間人に無差別攻撃を行う相手との交渉などありえないと断言した。
その後、プーチン大統領は9月上旬の東方経済フォーラムで、ウクライナが交渉を望むならロシアはそれを拒むことはないが、交渉は2022年のイスタンブールでの合意に基づくべきだと明言した。
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