イスラエルのイラン攻撃 ひと段落で原油価格が急落

イスラエル軍のラジオ放送は、26日に行ったイランの軍事施設への攻撃で「全ての戦略防衛能力を破壊した」と明らかにした。
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こうしたなか、週明けの国際原油市場は、英ブレント先物が前日終値より約6パーセント急落し、一時1バレル=71.06ドルの値をつけた。
中東情勢の緊張が高まっていた前営業日(26日)の終値は75.63ドルだったが、この日の始値は72.73ドルでスタートした。
イスラエルがある意味で「抑制された攻撃」を行ったことが背景にあるとみられる。イスラエルとしては報復することで「面子」を保つ必要があったが、石油施設や核施設への攻撃を避け、本格的な戦争の勃発や原油市場の混乱は避けた。
依然、予断を許さない状況であるものの、市場の警戒感はひとまず落ち着いたようだ。
イランは10月1日、イスラエルに対しミサイルなどによる大規模空爆を行った。その後、ブレントは一時80ドルを超えた。
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