被災地初の再稼働 女川原発2号機

東北電力は29日午後7時、女川原発(宮城県女川町、石巻市)2号機の原子炉を起動した。東日本大震災後、被災地での原発再稼働は13年ぶりで、福島第一原発と同型の沸騰水型軽水炉としても全国初。
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12月ごろからの営業運転を目指す。女川原発では9月3日、本格的な再稼働に向け原子炉に燃料棒を装填する作業を開始していた。
消費者として一番気になるのは原発再稼働で電気料金がどうなるのかだろう。今回の再稼働による燃料費削減効果は月100億円と言われ、コストを差し引きしても年間800億円の節約が見込める。
実際に現在積極的に原発を活用している関西電力や九州電力では、一般家庭の電気料金(10月目安)がそれぞれ7014円、6931円なのに対し、東京電力では8260円、東北電力では8186円と、その差は明らかになっている。
一方で「120円程度の値下げ効果しかない」とする試算もある。いずれにせよ、長期的な値下げや今後の値上げの鈍化という形で、家計や企業活動の後押しとなる可能性はある。
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