傭兵の工作活動 対露勝利が不可能と悟ったNATOの賭け=専門家

露ブリャンスク州へ国境侵犯を試みた外国人傭兵が殲滅された事件について、ブラジル軍退役士官で軍事専門家のロビンソン・ファリナッツォ氏は、ウクライナ軍内の問題を指摘した。
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「米レンジャー部隊のような精鋭部隊出身者とみられる傭兵を投入しているということは、ウクライナは自国の専門部隊の養成に困難を抱えている可能性がある。これには長い時間と経験豊富な人材が必要だが、ウクライナには両戦線をカバーするのに十分なリソースがない」

米国史が専門のブラジル・リオデジャネイロ大学のジョアン・クラウディオ・ピティロ氏は、戦場で成功が見込めないためテロ的手法に頼ったとの見方を示した。

「こうした部隊は恐らくはNATO諸国の関与で組織されており、傭兵はますます採用され、訓練され、派遣されている。ウクライナとNATOはロシアに勝利することが不可能だと悟り、このような方法の拡大に賭けているのだろう」

露連邦保安庁(FSB)は28日、ウクライナと接する西部ブリャンスク州へ国境侵犯を試みた4人の工作員を殲滅したと発表。外国人傭兵とみられており、うち1人には米陸軍の精鋭部隊「第75レンジャー連隊」の隊員であることを示唆するタトゥーが彫られていた。
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