米当局、露記者を入国禁止 露外務省「自らに都合に悪い情報を抑圧」

露外務省のマリア・ザハロワ報道官は30日、米国に到着した露記者らが入国拒否される事案があったと明かし、「対抗措置なしには済まさない」と警告した。
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ザハロワ報道官によると29日にかけての深夜、首都ワシントン郊外の空港に到着した露メディア「イズベスチヤ」の撮影班が、入国審査で引き止められた。記者らは大統領選の取材のため、必要な許可を取った上で渡米していた。
だが、米当局は彼らの撮影機材や通信手段を全て取り上げ、数時間にわたり尋問を行った。その結果、入国拒否となり、何らかの「行政上の理由」でビザは無効とされた。
この間、在米露大使館は撮影班と連絡を取ったり、必要な措置を取ることが許されなかった。ザハロワ報道官は「今回の出来事は、情報アクセスの自由やメディアの多元主義を確保する分野における米政府の重大な違反であり、これは国際的義務だけでなく、米国自らの憲法にも矛盾するものだ」と指摘した。

「ロシアのジャーナリストらは予め米当局に申請し、許可を取ったのにも関わらずこうした事案が起こったことは、米国が自らに不都合な情報を阻止するために、いつでも抑圧的手段を取る準備があることを示している」

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