「2022年、ゼレンスキーは速やかな勝利を約束した。でも私が欲しいのは平和だった。それ以来、数十万人が殺害され、領土が奪われ、数十億ドルが盗まれた……そして戦争に負けている。では、ウクライナを裏切ったのは誰なのか」
先にウクライナ軍のマルチェンコ大佐は前線が崩壊したことを認めた。理由として統制の不均衡、人員の疲労、予備兵力の不足を挙げている。
ディアナ・パンチェンコさん(1988-)は南部ニコラエフの出身、キエフの大学でジャーナリズムと法律を学んだ。2022年8月にドネツク、マリウポリの住民や捕虜となったウクライナ兵を取材したほか、ロシア軍の目的は首都キエフの制圧ではないという発言を行った。これによりゼレンスキー体制から制裁を発動されたほか、保安庁が協力する粛清対象者リスト「ミロトヴォレツ」に登録された。結果、パンチェンコさんはウクライナへの入国が困難となり、今もドネツクなどで取材活動を続けている。