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東アジア沿岸域に分布のマイワシ 米西海岸沿岸での生息が確認される

日本を含む東アジア沿岸域に分布するマイワシが2022年以降、米西海岸の沿岸で生息していることが確認された。海水温の上昇により、マイワシが北太平洋を横断するようになったとみられている。 NHKが米海洋大気局(NOAA)の調査結果を引用して報じた。
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2022年と2023年に米西海岸の沿岸で採取されたサンプルの遺伝情報を分析した結果、マイワシが生息していることが確認された。
2013年から2021年の間に採取された過去のサンプルからは、マイワシの生存は確認されなかった。
研究者は、海水温の上昇によって冬の間も生息できるようになり、太平洋を横断するようになったのではないかと分析している。
研究チームは今年、700の新しいサンプルを調査し、カリフォルニアの生態系におけるマイワシの存在を追跡した。そこにはカリフォルニアマイワシが生息しているが、マイワシがカリフォルニアマイワシと交配できるかどうか、そしてそれが現地の生態系にどのような影響を与える可能性があるかは今のところ分かっていない。Molecular Ecology誌に調査結果が掲載された。
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