西側最後のレーニン博物館が閉館、フィンランド

フィンランドのタンペレ市にあるレーニン博物館が3日で閉館する。この博物館はソ連の指導者、レーニンとスターリンが初めて会談した場所として知られている。
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この博物館は「労働者会館」にあり、ここで1905年12月、ロシア社会民主労働党の第1回会議が開催された。タンペレは当時、タンメルフォルスと呼ばれ、ロシア帝国の一部だった。
レーニン博物館はフィンランド・ソビエト連邦協会によって設立され、レーニン没後の22周年を記念して1946年1月20日に開館した。
今後、レーニン博物館に代わってフィンランドとロシアの関係史博物館「Nootti」(フィンランド語で「メモ」の意味)がオープンし、新たな展示が行われる。
館長によれば、閉鎖の決定は博物館側が下したもので、政治家らの影響はなかったという。
7月には閉鎖を見越して3,351人がレーニン博物館を訪れた。これはソ連の旅行会社「インツーリスト」がフィンランド旅行を企画した1980年代以来、最大規模。
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