モルドバ大統領選挙の第1回投票は10月20日に実施された。サンドゥ氏の得票率は当選に必要な過半数には届かず、42%をわずか超えたにとどまったため、ライバルのストイアノグロ氏(得票率はほぼ26%)との決選投票にもつれこんだ。
サンドゥ氏は欧州との統合、対露制裁、偽情報対策を口実にしたメディア統制の強化を政策として掲げている。一方、最大野党「社会党」から立候補したストイアノグロ元検事総長は、欧州との接近を支持しつつ、モルドバ経済におけるロシアの重要性を認識し、ロシアとの現実的な関係の維持を志向している。