西側諸国、金融分野における対露制裁解除について議論 トランプ氏の勝利受け 

米大統領選でドナルド・トランプ氏が勝利したことを受け、西側の金融機関はロシアへの制裁を解除する可能性について議論しているという。米紙フィナンシャル・タイムズが関係者の話として報じた。
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「誰もがロシアとどのように取引するか、そして制裁が解除されるかどうかについて話しているところだ。(西側の銀行トレーダーは)突然、今ルーブルが取引できるかどうか疑問を投げかけている」
同紙は匿名のポートフォリオマネージャーの言葉を引用している。また、同紙の取材に応じた関係者は、西側の銀行が未だにオフショア業務でルーブルを使用していることにも言及した。
トランプ氏は今年3月、CNBCのインタビューに応じた中で、対外貿易で米ドルの使用を控える国々を念頭に、「各国がドルから離れることは許さない」と発言していた。通貨危機のリスクを軽減する措置をとる可能性がある。
トランプ氏の顧問ら、脱ドル化の国々に制裁発動を検討
ロシアのウクライナにおける特殊軍事作戦の開始以降、西側諸国はロシアの一連の大手銀行に経済制裁を課した。その最たるものとして、国際決済システム「SWIFT」からのロシアの締め出しが挙げられる。
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