作業を巡っては今月2日、2011年の原発事故後初めて、装置でつかんだデブリを格納容器の外に出したと発表された。7日午前の作業では、デブリの放射線量を測定し、作業に問題がないことを確認した上で、運搬用の容器に収納したという。
取り出したデブリは茨城県の日本原子力研究開発機構(JAEA)などに運ばれ、本格的な取り出し作業や保管方法に向けた検討が行われる。
福島第一原発2号機での核燃料デブリの試験的取り出し作業は、当初は8月22日に着手する予定だった。しかし、装置のパイプ取り付けの順番が誤っていたことなどが判明し、2度中断。10月28日、約1ヶ月半ぶりに作業が再開した。