福島第一原発 核燃料デブリの試験的取り出し作業を完了

東京電力は7日、福島第一原子力発電所2号機で行われている核燃料デブリの試験的取り出し作業で、直径5ミリ程度、 重さ3グラム以下の核燃料デブリを専用の容器に収納し、作業を完了したと発表した。NHKなどが報じた。
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作業を巡っては今月2日、2011年の原発事故後初めて、装置でつかんだデブリを格納容器の外に出したと発表された。7日午前の作業では、デブリの放射線量を測定し、作業に問題がないことを確認した上で、運搬用の容器に収納したという。
取り出したデブリは茨城県の日本原子力研究開発機構(JAEA)などに運ばれ、本格的な取り出し作業や保管方法に向けた検討が行われる。
福島第一原発2号機での核燃料デブリの試験的取り出し作業は、当初は8月22日に着手する予定だった。しかし、装置のパイプ取り付けの順番が誤っていたことなどが判明し、2度中断。10月28日、約1ヶ月半ぶりに作業が再開した。
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