トランプ政権の舵取りは誰に? 元駐日大使の名も

米大統領選で勝利したドナルド・トランプ氏は、1月の政権発足に向けて、早くも人事を進めている。要職への起用が取り沙汰される実業家のイーロン・マスク氏以外にも、様々な名前があがっている。
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国務長官

外交の要となる国務長官のポストには、マルコ・ルビオ上院議員が有力視されている。ルビオ氏はウクライナ支援に反対する一方、中国やイランに対しては強硬姿勢で知られている。
一方、国務長官の候補には2019年まで駐日大使を務めたウィリアム・F・ハガティ上院議員や、共和党予備選に出馬し、その後トランプ氏支持に回った実業家のビベック・ラマスワミ氏などの名もあがっている。

国家安全保障担当補佐官

国防や軍事支援を司る国家安全保障担当の大統領補佐官には、マイク・ウォルツ下院議員がすでにトランプ氏からの打診を受けたと報じられている。ウォルツ氏は無制限なウクライナ支援には否定的で、基本的には停戦を呼びかける姿勢をとっている。対中強硬派。

国土安全保障長官

大統領選で大きな論点となった移民対策、国境管理などを担当する国土安全保障長官には、サウスダコタ州のクリスティ・ノエム知事の名があがる。

FBI、CIA

また、前トランプ政権時代に国防総省や国家安全保障会議で高官を務めたカシュ・パテル氏は、FBI長官への起用が囁かれている。そうなれば、トランプ氏が第1次政権で任命されたクリストファー・レイ現長官は、2027年の任期満了を待たずして更迭されることになる。一方で、パテル氏がCIA長官に任命される可能性を指摘する報道もある。
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