台湾駐日代表が経済安全保障面での連携強化に意欲、「ともに台湾海峡の平和を守ろう」

台湾は半導体分野など、経済安全保障面における日本との連携を強化したいと考えている。台湾の駐日代表に就任した李逸洋氏が表明した。
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李氏は2024年9月、台湾で頼清徳政権が発足したことを受け駐日代表に就任した。李代表はNHKの取材に応じた中で中国人民解放軍の軍事演習について触れ、「台湾海峡の現状を武力で変えることは許されないという共通認識が確立されている」と牽制した。
そして、7月に日本と台湾の巡視船が初めて合同訓練を行ったほか、9月には海上自衛隊の護衛艦が初めて台湾海峡を通過したことを踏まえ、「台湾が日本とともに台湾海峡の平和を守っていけるようにしたい」と述べた。
また、台湾の半導体大手、TSMCが熊本県に進出したことについて、日台協力でこの分野における競争力を高められるとした上で、「中国が台湾を封鎖すれば世界は大きな損失を受ける」と中国側を牽制、「地域の平和と世界の繁栄を守っていきたい」と述べた。
TSMCは世界の最先端半導体の90%を供給する最大手。TSMCの製品には米国の技術が部分的に使用されており、米政府の輸出管理対象となっている。
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