規制委の山中伸介委員長は会見で、「初めての大きな判断だが、厳正に審査し、技術的にも何ら疑問がない」と述べた。
山中委員長はさらに、申請書の間違いやデータ書き換えなどに触れ、「非常に異常な状態。この点は日本原電に大いに反省していただきたい」と指摘した。
機器トラブルで再稼働直後に停止していた女川原発2号機（宮城県）の原子炉が、13日に再起動されたことについても言及。「作業ミスだと認識している。定期検査で法令報告の義務はないが、今後の検査で慎重に見ていきたい」とした。
また、規制委は浜岡原発（静岡県）で想定される津波の高さを25.2メートルに。中部電力はこれを受け13日、現在は海抜22メートルの防波堤を、28メートルまでかさ上げするとした。