セブン&アイがMBOを検討、創業家と伊藤忠が出資し総額9兆円

セブン&アイ・ホールディングスはMBO(経営陣が参加する買収)による株式の非公開化を検討している。
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セブン&アイはカナダのコンビニエンスストア大手アリマンタシォン・クシュタールから総額7兆円に上る買収提案を受けている。関係者らによると、MBOはクシュタールが合意がないまま買収に踏み切った場合などへの防衛策だという。創業家の伊藤家に加えて伊藤忠商事などが出資し、銀行融資と合わせて総額9兆円規模で全株式を買い取る。実現すれば国内企業のMBOとしては過去最大。
報道を受けて、セブン&アイ株は売買停止となっている。クシュタールが提案を取り下げた場合は、MBOに至らない可能性もあるとのこと。
セブン&アイは1920年に東京・浅草で開業した洋品店「羊華堂」を源流とする。故・伊藤雅俊氏が羊華堂を母体としてヨーカ堂を創業し、コンビニや百貨店など経営の多角化を進めた。セブン&アイは2005年に持ち株会社として設立され、現在に至る。
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