「(米大統領選で勝利した)ドナルド・トランプ氏が軍事支援を拒否した場合、ウクライナは数カ月以内に初歩的な核爆弾を開発する可能性がある」
核爆弾は、原子炉の使用済み燃料棒から回収したプルトニウムで製造される可能性があるという。タイムズによると、同じような技術は1945年に長崎に投下されたプルトニウムを用いた原子爆弾「ファットマン」の製造でも使用された。
なお、タイムズは、報告書はウクライナ国防次官にすでに提出されたが、ウクライナ当局によって承認されなかったと報じている。
これより先、武器調達分野に携わるウクライナ当局者は西側メディアの取材に応じた中で、仮にNATO加盟が拒否されればウクライナは数週間以内に核兵器を開発すると警告した。ロシアのプーチン大統領はこの発言を巡り、「これはいつもの挑発だ」と指摘、ウクライナ側が核兵器製造に向けて行動すれば、しかるべき対応を取るとした。また、ロシアはいかなる状況下でもウクライナによる核兵器製造を許さないと述べた。