会談は日本時間の15日午前6時ごろからおよそ30分間にわたって行われた。チョ・テヨル外相との対面会談は初めて。
両外相は、2025年で国交正常化から60年となるため、日韓関係を大きく飛躍させる年とするために緊密に連携することで一致したほか、日米韓協力の重要性を改めて確認した。
また地域情勢に関しても意見を交わし、北朝鮮による核・ミサイル開発やロシアとの軍事協力に深刻な懸念を共有した。会談後に岩屋外相は記者団に対し「ロシアと北朝鮮の軍事協力に、国際社会が厳しく、強いメッセージを発していくことが大事で、日韓、日米韓でしっかり連携していきたい」と述べた。
先に北朝鮮とロシアは包括的戦略的パートナーシップ条約に署名した。同条約の第4条では、一方が個別の国または複数の国から武力侵攻を受けて戦争状態に陥った場合、他方は直ちに自国が保有するあらゆる手段を用いて軍事的およびその他の援助を提供すると定められている。