長崎大のエボラ研究施設 国が「可」判断 来月にも指定か

長崎大学内に建てられ、エボラ出血熱など致死率の高い病原体を扱うバイオセーフティーレベル(BSL)4施設について、厚生労働省は可否の審査の結果、必要な要件を満たしているとして、「合格」の判断を下した。15日、明らかにされた。
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厚生省の必要な政令改正は早ければ12月下旬に行われ、厚労相が指定する。この後、最も危険な病原体が研究目的で扱われる日本国内初の施設が誕生する。
政府は2016年、国際的に脅威となる感染症への対応力を強化するため、長崎大での設置計画を国策で推進すると決めた。長崎大の施設自体は2021年7月には完成していたが、付近住民の大きな反対に直面してきた。だが長崎大は11月上旬にも病原性の低い3種類のウイルスを「BSL-4」施設内に持ち込むことを明らかにしている。
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