二国間関係について
習主席は「両国が互いをパートナーとみなし、相違点を保ちながら共通点を模索すれば、中米関係は急速な発展を遂げることができるだろう」と述べた。一方、「互いを敵対視し、不公平な競争をすれば、中米関係は困難に直面し、後退さえするだろう」と指摘した。
台湾情勢について
習主席は「台湾問題、民主主義、人権、中国の活動の方向や制度、発展の権利は、中国にとって(越えてはならない)レッドラインだ」と牽制。「これらは中米関係にとって最も重要な制約であり、安全保障である」とした。
習主席は「米国は台湾問題に細心の注意を払って取り組み、『台湾独立』に明確に反対し、中国の平和的統一を支持すべきだ」と述べた。
AIの活用について
両首脳は、AI(人工知能)の発展する中、核兵器使用の決定を人間がコントロールすることが重要であるとの認識で一致した。
ウクライナ危機について
習主席は「中国は和平交渉を進めるためにシャトル外交と仲介を行い、和平の達成と緊張緩和に努めている」と強調した。
さらに、習主席はトランプ新政権と協力する用意があると表明した。一方でホワイトハウスによると、今回の会談でトランプ氏から習主席への伝達事項はなく、習主席からトランプ氏への伝達事項もなかったという。