露ジャーナリスト死亡に触れなかったユネスコ報告書、採択されず

国連教育科学文化機関(ユネスコ)のオードレ ・アズレ事務局長が発表した2022年から2023年にかけてのジャーナリストの安全性に関する報告書は採択されなかった。この報告書では死亡したロシア人ジャーナリストについて言及されておらず、露メディアはアズレ氏宛に意見書を送付していた。
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「グローバルサウスの多くの国々が、死亡したジャーナリストに関する公式情報が考慮されていなかったことを受け、ユネスコ事務局に苦情を申し立てた。その沈黙と放置は、この国際組織の原則に違反している」
ユネスコのアリャウトディノフ露常任代表は、このように明かした。同氏は、ジャーナリストに対する弾圧への対応においてユネスコは二重基準を用いており、それはロシア人に対して明確に表れていると付け加えた。
先に、スプートニクの親会社である露メディアグループ「ロシア・セヴォードニャ」は、ユネスコが露メディア関係者への権利侵害の事実を看過してきたとして、これ以上黙認せぬよう求める書簡をアズレ氏に送付した。ロシア国営の「RT」と「第1チャンネル」からも同様の書簡が送られた。
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