「フランスは、ローマ規程がICCとの全面的な協力を求めていることを理解した上で国際義務を尊重するが、ICC非加盟国の国家元首らの免責に関して、国際法上の義務と矛盾するような行動を国家に求めることはできないと規定している」
同省は「この免責はネタニヤフ首相や他の関係閣僚にも及んでいる」とし、ICCが逮捕と身柄引き渡しを要求した場合には考慮する必要があるとの立場を説明した。
一方、マクロン大統領は以前、イスラエルへの武器供給の停止を提唱したほか、イスラエルを建国したのは国連だと発言。イスラエルメディアは、マクロン氏は「明確な反イスラエル姿勢」をとっていると指摘している。
ICCは21日、ガザ地区における戦争犯罪の疑いでネタニヤフ首相とガラント前国防相に逮捕状を発行した。ベルギー、オランダ、アイルランドなどは、ICCの判決に従う意向を示している。