軍需企業トップ100が発表 日本のあの企業も

スウェーデンのシンクタンク「ストックホルム国際平和研究所」は2023年の世界軍需企業ランキングを発表した。全体の売上高は前年比で実質4.2%増の6億3200万ドル(約95兆円)だった。
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608億ドル(9.1兆円)でトップとなったロッキード・マーティンをはじめ、上位5社が米国企業だった。6位は英BAEシステムズ。7位の露ロステックは推定値だが1.5倍に増えている。8~10位は中国企業だった。
日本からは三菱重工(39位)、川崎重工(65位)、富士通(71位)、NEC(91位)、三菱電機(96位)と5社がランクインした。いずれも防衛関連の事業や子会社を保有しており、昨年より順位を上げている。
三菱重工、川崎重工は戦車、潜水艦、ミサイルをはじめとする主要装備を防衛省・自衛隊に納入していることで知られている。また、富士通、NECは各種管制システムや情報通信分野、三菱電機もレーダー、電子戦装備などの開発、製造を行っている。
研究所は、軍需産業の売上拡大は全世界で広がっており、特にロシアと中東で顕著だとしている。また、ウクライナ紛争、ガザ紛争、緊張高まる東アジア情勢では、大きくない会社が効果的に需要に応えたとした。
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