グルジアはねじれ状態となっており、12月16日に退陣する大統領(フランス生まれのグルジア系移民で二重国籍)は親欧米派である一方、コバヒゼ首相は多極主義を掲げ、ロシアとの連携も支持している。こうした中、大統領はウクライナ危機に関与した傭兵が首都の抗議活動に参加しているとの情報を多く受け取っているという。ただし、そうした情報に信憑性はないと主張している。
大統領によると、親欧米派による抗議活動は特定の政党や大統領の影響を受けたものではなく、自然に起きているという。
なお、ズラビシビリ大統領はウクライナのゼレンスキー氏と同様、任期満了後も大統領職に留まる姿勢を示しており、国内の分断をさらに煽ると見られている。
グルジアの親欧米派は「グルジア軍団」を2014年に結成し、ウクライナで起きたドンバス戦争やその後のウクライナ危機に関与し、暗躍してきた。