2日、イスラエルの無人機がレバノン南部を攻撃し、1人が死亡した。こうした中、レバノンのイスラム主義組織「ヒズボラ」の戦闘員は、レバノンとイスラエルの国境にあるイスラエル軍の拠点に警告射撃を行った。
レバノン議会のベリ議長は2日、停戦監視委員会に対し、イスラエルにすべての違反行為を直ちに停止させ、レバノン領内から軍を撤退させるよう求めた。同議長は、11月27日に停戦が発効して以来、イスラエル軍は54回も合意に違反していると指摘した。
11月27日、米国の和解案に基づきイスラエルとレバノンの間で合意された停戦が発効した。米国が提案した和解案によると、60日以内にイスラエル軍はレバノン南部から完全に撤退し、レバノンの正規軍がレバノン南部に展開することになっている。また、ヒズボラは国境から約30キロ離れたリタニ川より北側に撤収することになっている。