一方の石破首相は韓国情勢について「特段の重大な関心を持って注視している」とコメント。1月の訪韓については「まだ具体的に決まっているものではない」と述べるにとどめた。
ただ、日本の各メディアは外務省幹部らから「しばらく外交は難しい」「訪問が厳しくなった」「尹大統領がもたないなら行く意味がない」「(トランプ次期米大統領再任の)このタイミングで強固な日韓関係を失うのは痛い」との声があがっていると伝えている。
数年前までは「戦後最悪」といわれるまで落ち込んだ日韓関係だったが、2022年の尹大統領就任後、岸田文雄前首相との間で個人的な信頼関係を構築。関係改善が進み、「シャトル外交」も復活した。
その岸田政権時代の外交努力が今、水泡に帰そうとしている。今回の騒動で「日韓融和」を進めてきた尹大統領が失脚すれば、「反日勢力」が復活するとの懸念があがっているからだ。日韓関係は逆戻りしてしまうのだろうか。