FSBによると、このコールセンターはグルジア(ジョージア)元国防相のダビド・カゼラシビリ容疑者(ロシア、グルジアなどが指名手配)が創立したとされる「ミルトン・グループ」の利益のため活動していた。本人は英ロンドンに事実上亡命しており、同社への関与疑惑を否定している。
今回の捜索では、責任者や従業員ら11人が拘束された。コールセンターは、投資取引を装った大規模な詐欺を行う国際犯罪グループの一部で、1日あたりの「儲け」は約100万ドル(1億5000万円)に上るとみられている。日本、英国、EU、カナダ、ブラジル、インドなど世界50カ国以上の国民約10万人が被害に遭った。