韓国・尹大統領、内乱容疑を否認 戒厳令発令の判断を正当化

韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は、戒厳令の発令について「国を救うための緊急措置を、国を滅ぼそうとする内乱行為とみなすことは、我が国の憲法と法体系を深刻な危険にさらすことだ」と主張した。
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尹大統領は12日午前、国民向けに談話を発表した中で、「国家を守り、国政を正常化するために」大統領権限を行使して戒厳令を発令したと述べた。その上で「他に手段がない」と判断してとった憲法上合法的な行為がどうして内乱と解釈されるのか理解できないと付け加えた。
また、野党勢力は尹大統領を「重大犯罪者」に仕立て上げようとしており、そのような勢力が権力を掌握すれば国に深刻な損害をもたらすと警告した。
こうした上で、尹大統領は「私は最後まで国民とともに戦う。私を弾劾しようが、捜査しようがこれに堂々と立ち向かう」と表明した。
最大野党「共に民主党」は12日に尹大統領の弾劾訴追案を国会に再提出する。14日の本会議で採決が行われる。
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