スコット議員は、中国ではニンニクが下水(排泄物)で栽培され、奴隷労働や児童労働の搾取で収穫が行われている可能性があるなどと主張している。
これには中国外務省の毛寧報道官も呆れた反応をみせている。
「米政治家の嘘とバカバカしい説が、中国のインターネット上で嘲笑の的となっていることを皆さんがご存知かどうか知りませんが、まさかニンニクも自分が米国にとって大きな脅威になるとは夢にも思わなかったでしょう」
毛寧報道官は「米国が保護主義に走り、国力を濫用し、中国を抑えようとするための口実であることを国際社会は知っている」と指摘。また、「米国の一部の政治家には、笑いものにならないよう、もっと常識を持つようアドバイスしたい」とたしなめた。
米国のドナルド・トランプ次期大統領は大統領選で、中国からの全ての輸入品に60%の関税を課すと発言。就任後は貿易政策で対中強硬路線が一層強まるとみられ、中国側は警戒感を高めている。