石破首相とトランプ氏との会談、1月中旬で調整 政府内では「焦る必要ない」との意見も?

トランプ次期米大統領が、来年1月中旬であれば応じられるとの意向を日本側に伝えたことを受け、石破首相は1月中旬に訪米する方向で検討に入った。読売新聞が複数の日本政府関係者の話を元に報じている。
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トランプ氏側は石破首相との会談について、1月の第3週(1月13~19日)を提案したという。石破首相は1月上旬にマレーシア、インドネシア訪問を計画している。また、政府・与党は、来年の通常国会について1月21日召集を予定している。
石破首相は年明け早々忙しいスケジュールをこなすことになりうるが、日本政府はトランプ氏の提案を日米関係重視の表れとして歓迎しており、訪米日程の調整を進めるという。
一方、政府内では、大統領就任後に正式な首脳会談を行うのが望ましいという慎重論も出ている。同紙は17日、日米間で協議を急ぐべき懸案がないことから「就任前に慌てて会談すれば、防衛の負担増といった宿題をもらうこともあり得る」という政府関係者の見方を伝えていた。こうした意見を踏まえ、石破首相が近く最終的に判断する。
石破首相は11月、トランプ氏再選後に会談も試みるも、民間人が外交問題で他国政府と交渉することを禁じた法律を守るためという理由で見送られていた。
一方、トランプ氏は今月16日、故・安倍晋三元首相の夫人・昭恵さんと会談した。同日、石破首相と対面で会談を行う可能性について問われたトランプ氏は「ぜひ会いたい」と答え、1月20日の大統領就任式前に会う可能性についても示唆していた。
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