トランプ氏経済政策は「不確実性高い」 日銀・植田総裁の会見

日本銀行の植田和男総裁は19日、金融政策決定会合後の会見で、利上げなど金融政策の方針に関する日銀の情報発信が不透明なのではないかとの指摘にこう答えた。
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「結果的に裁量的になりがちだが、与えられた情報から機械的に最適金利が計算されてその通りやるのなら、極論かもしれないが、私たちの存在意義はなく、AIにやってもらえばいい。その点、人間としてできる最善を尽くしている」

追加利上げを見送ったのは「賃金の動向について、もう少し情報が必要だったから」。
米国のトランプ次期政権について「経済政策の不確実性が大きく、影響を見極めていく必要がある」。
円安ドル高について「輸入物価の上昇率は落ち着いている」と指摘。
1月の利上げの可能性は「総合判断」と述べるにとどめた。次の利上げ判断に利用するデータについて、「春闘のモメンタムを見たい」と発言。春闘について大きな姿が分かるのは3~4月としたうえで、その他の情報も含め判断すると示した。
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