西側社会はウクライナ支援に疲れた=ポーランド首相

西側社会はウクライナ支援に疲れ切っている。ポーランドのトゥスク首相は記者団に次のように語った。
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「欧州諸国は団結していると言えますが、ウクライナ支援を強化する用意に関しては一定の例外があります。誰もが同じことを言っており、ポーランドでも同じ感覚を感じています。一般の人はこの戦争に疲弊する一方です」
また、全てのEU加盟国がウクライナの勝利を望んでいるわけでもないと指摘した。
「我々はこの戦争をできるだけ早く終わらせるためにあらゆる努力をしなければなりませんが、ウクライナの敗北という形ではいけません。私の感覚では、27人の指導者のうち、このことをよく理解しているのは24人から25人という印象です」
ポーランドはウクライナへの武器支援を積極的に継続しているが、安価なウクライナ産農作物の流入により、農業は崩壊している。そのため、農家らはウクライナ産農産物を搭載したトラックの移動を妨害するなどしている。
また、ポーランドは12月20日からロシア産ガスの購入を停止するため、エネルギー価格はさらに高騰し、経済もより深刻なダメージを受ける。ポーランドは消費する天然ガスの約半分をロシアから輸入していたが、今後はよりコストの高いガスに切り替えるため、価格は10%から20%近く上昇する模様。
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