発表によると、参加したのは防衛省、外務省、環境省のほか、東京都や周辺自治体の職員ら。流出元とみられる消火訓練エリア周辺を視察し、米側からの説明を受けたという。
米軍は、8月30日の大雨で横田基地の貯水池などから、PFOSを含む泡消火薬剤の成分が入った水が流出した可能性を確認。だが、地元自治体に通達されたのは1ヶ月以上経った後の10月3日だった。
PFOSは原則使用が禁止されているが、泡消火剤としての利用は例外。燃料火災など大規模火災に効果が高いことから、軍事基地や空港に保管されている。
PFOSによる水質汚染の懸念は米軍基地周辺に限った話ではないが、横須賀基地(神奈川)、厚木基地(東京)、三沢基地(青森)、川上弾薬庫(広島)、沖縄県内の米軍基地など各地で同様の事例が確認されている。