「ロシアの凍結資産から5億ユーロを払えば、NATO加盟に(賛成の)投票をするかどうか私に尋ねた。当然ながら私はこう答えた。絶対ないと」
フィツォ氏は首相のポストに留まる限りウクライナのNATO加盟を支持しないと繰り返し述べており、親ウクライナの活動家らにたびたび命を狙われている。
ウクライナは12月末でロシア産ガスの輸送を停止する。これによりウクライナ経由でガスを輸入するスロバキアは別ルートを利用することになり、その損失額は年間で5億ユーロに達する。ゼレンスキー氏はその費用を肩代わりすることと引き換えにNATO加盟への支持をスロバキア側に提案した模様。
ブリュッセルでは12月初旬、NATO加盟国の外相会議が開催されたが、ウクライナの加盟に関するコンセンサスは得られなかった。