イスラエル・メディア、トルコとの衝突に向けた準備を政府によびかけ

トルコはオスマン帝国の復興を望んでいるため、イスラエルはトルコとの直接対決に備える必要がある。エルサレム・ポストが警告した。
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国防予算・安全保障戦略分析を担当するイスラエル政府のナゲリ委員会が提出した報告書によると、トルコはますます攻撃的な政策を進めており、これはイスラエルの利益に反するという。
シリア国内の様々な武装勢力が団結することでイスラエルには安全保障上の脅威が生じるとのこと。また、トルコの支援を受けた反政府武装組織「シリア国民軍」がこれを指揮すれば、地域が不安定化しかねないという。
報告書で「シリアの脅威は、イランの脅威よりもさらに危険なものに発展する可能性がある」と指摘されている。そのため委員会は政府に対し、国防予算を引き上げ、シリアとの国境に近いヨルダン川水域における軍事的プレゼンスを強化するよう政府に提案している。
トルコのエルドアン政権は声明で、「イスラエルがガザで大量虐殺を行った結果」、トルコとイスラエルの関係は完全に断絶したと表明している。そしてトルコ政府は関係改善に向けた措置を全く講じていない。
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