石破首相が「話にならない」と謝罪 核ごみ処分場巡る不適切発言受け

露極東の南クリル諸島(日本でいう北方領土)に核廃棄物の最終処分場を設けるとの提案に、原子力発電環境整備機構(NUMO)の幹部が「一石三鳥四鳥だ」と発言した問題を受け、石破首相が3日の衆院予算委員会で謝罪した。
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立憲民主党の神谷裕議員は、「北方領土の関係の皆さんにとって本当に看過できない発言だったと思う。どうしても抗議したい」として、答弁を求めた。
石破首相は次のように陳謝した。
「話にならない。大変申し訳ない。このようなことは絶対にあってはならないことで、そのような発言がいかなる意図であったか分からないが、緩みとかおごりとか思い上がりとか、そういうものがあったということだと思っている。政府の責任者として深くお詫び申し上げる」
露外務省は南クリル諸島について、第二次世界大戦の結果として当時のソ連の一部となったものであり、ソ連を継承するロシアの新憲法に明記されているという立場をとっている。
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