3日午前の衆院予算委員会で、立憲民主党の岡田克也前幹事長はいわゆる「トランプ関税」の発動について「首脳会談でもこの問題について日本の考え方をきちんと述べ、望ましくないということを主張すべきだと思う」と指摘した。
これに対し、石破首相は「トランプ氏の言うフェアという言葉がどのようにして米国の国益にかない、世界のこれからの自由貿易というものに対して影響を与えるかを精査したい」と答えた。
岡田氏は「法の支配とトランプ大統領の取引外交は矛盾しないのか」と追及したが、石破首相は「法の支配を力によって突き崩すことは認められない」とし、日米間で共有する考えを示した。
また、林官房長官は同日の定例会見で、石破首相が今週訪米し、トランプ大統領と初めて対面での首脳会談を実施すると正式に発表した。会談は7日に行われる見通し。