トルドー首相によると、カナダは13億ドル(約1400億円)の国境管理計画を行い、合成麻薬フェンタニルの流入を阻止するためのリソースを増やすという。国境警備の強化に向けて、1万人の人員の配備を続けるとのこと。
また、カナダ政府は新たに「フェンタニル担当長官」を任命するほか、麻薬カルテルをテロ組織に指定し、24時間体制での国境管理、組織犯罪や麻薬取引、マネーロンダリングの対策に向けた米国との合同部隊の発足を新たに約束すると付け加えた。
トランプ大統領は1日、カナダとメキシコに25%、中国に10%の関税を課す大統領令に署名した。4日から発動予定だったが、先にメキシコへの関税発動についても1カ月停止を発表した。メキシコのシェインバウム大統領は、米国との国境に1万人の警備隊を配置、および合成麻薬フェンタニルの流入対策を講じることで合意した。